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【現役が暴露】寿司学校の「闇」!絶対に入学してはダメ!

ベテランの寿司職人がカウンターで繊細な日本料理を準備する様子。寿司業界の真実。

「第二の人生は、憧れの寿司職人に…」

「手に職をつけて、海外で活躍したい…」

そんな純粋な夢を抱き、インターネットで「寿司職人 なるには」と検索したあなた。

恐らく、きらびやかなウェブサイトの「寿司学校」が目に飛び込んできたことでしょう。

「未経験から3ヶ月でプロに!」「卒業後は海外就職も!」そんな甘い言葉に、心が躍っているかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。その高額な授業料を払う前に、知っておくべき「寿司学校の不都合な真実」があるんです。

今回は、私が実際に見てきた業界の裏側と、本当に役立つスキルを身につけるための現実をお話ししましょう。

目次

寿司学校、本当に「プロ」になれる場所ですか?

結論からお話ししましょう。

現在の多くの寿司学校は、受講生に以下のような期待するような言葉で煽って、高額な受講料をとっている。

  • 「海外でも通用する寿司職人を育成」
  • 「海外では寿司職人の需要が高い」
  • 「海外で寿司職人は稼げる」

40歳以降で転職をしたいと思っている人は、特に注意してください。

100万円払って3ヶ月通っても、
寿司職人として独り立ちなど出来ません。

海外でも通用する寿司職人を育成――それって本当?

「海外でも通用する寿司職人を育成します」と謳う寿司学校の宣伝文句を、あなたは鵜呑みにしていませんか?
実はこの言葉、曖昧で誤解を招きやすく、ある種の“キャッチコピー詐欺”とさえ言えるものです。

「海外でも通用する」とは、何を意味するのか?

そもそも“海外で通用する寿司職人”の定義が明確にされていません。

寿司の技術力はもちろん、海外で働くためには語学力や異文化対応力が必要不可欠です。
加えて、現地で合法的に働くには**労働ビザ(就労許可)**が必要であり、それがなければ技術があっても働くことはできません。

それでも、寿司学校の多くは「育成します」と言うだけで、「海外で働けます」とは言っていないのです。
言葉巧みに「夢が広がる」ように見せかけながら、実際にはその夢の“土台”すら提供していないのが現状です。

2〜3ヶ月の短期カリキュラムで「通用する」人材になるのか?

さらに疑問なのは、2〜3ヶ月という短期間で「海外でも通用する寿司職人」に育てるという点。

職人の世界は、一朝一夕で身につくような甘いものではありません。
個人差があるとはいえ、短期間で“海外でも通用する実力”を得られる人はごく一部の例外にすぎないのです。

私自身、こうした学校の甘言に踊らされ、実際に通った経験があります。
そして、現場で目の当たりにしたのは、教育の実態と広告の内容との大きなギャップ。これはもう、“詐欺的”と表現しても差し支えないレベルでした。

寿司学校入学で悩む女性のイラスト。入学前に知るべき真実。

このように、「海外で通用する寿司職人を育成する」というフレーズは、非常に曖昧で誤解を生む表現です。これから寿司学校に通おうとしている方には、ぜひこの“裏側”を知っていただきたいと思います。夢を叶えるためには、まず現実を正しく知ることから始まります。

むしろ、人手不足の寿司業界への単なる人材供給源、あるいは高額な受講料を徴収するビジネスモデルになっている側面が強く、受講生と学校側の目的が大きく乖離しているのが現状です。

特に、高額な受講料を支払っても得られる技術レベルが低かったり、その後の就職サポートが不十分だったりする「詐欺まがい」の学校も存在します。

「海外では寿司職人の需要が高い」は過去の話

一時期、確かに世界中で寿司ブームが起きていました。
アメリカをはじめとする多くの国で、「日本人寿司シェフ募集!」という求人広告が紙面を賑わせ、寿司職人のニーズは非常に高かったのです。

実際、当時は「日本人で寿司が握れる」というだけで、多くの飲食店から声がかかる時代もありました。特にアメリカでは、ほとんどの州で慢性的な寿司職人不足が続いていたほどです。


しかし、それはもう“過去”の話です

現在、**日本人が海外で寿司職人として働くには「就労ビザ」**が必須です。
これは当然のルールですが、その取得ハードルは非常に高く、申請から取得まで最短でも2〜3ヶ月、通常は半年以上かかるケースが多いのです。

つまり、「今すぐ寿司職人が欲しい」という飲食店側のスピード感と、日本人側の就労ビザ取得にかかる現実的な時間差が埋まらなくなってしまったのです。


そこで始まった“現地人の職人化”

この状況に対応するため、多くの海外の寿司店が取り始めたのが、「現地スタッフに寿司を教える」方式です。
例えば、アメリカの飲食チェーンが、自社の現地従業員を日本の寿司学校に“研修生”として送り込むようになったのです。

その結果、かつて頻繁に見かけた「日本人寿司シェフ募集」の文字は、求人広告欄からすっかり姿を消しました
そして現在、日本人寿司職人の“需要そのもの”が縮小しているのが実態です。


寿司学校は、この事実を知っている

寿司学校は、この海外市場の変化を当然ながら把握しています
にもかかわらず、「海外でも通用する寿司職人を目指せる」「世界で活躍したいあなたへ」という甘い言葉を使って、今も受講生を募集し続けているのです。

現実は、「通用する人材」の枠自体が狭まっているというのに、過去のブームを引きずるかのようなコピーばかりが目立ちます。
これはもう、「知っていて黙っている」と言われても仕方がない状況です。


まとめ:寿司職人の“夢”を売るビジネスにご注意を

海外での寿司職人需要は、もはや全盛期ではありません。
就労ビザの壁と、現地教育の普及によって**「日本人であること」の価値は以前ほど高くない**のが現実です。

それでも寿司学校は、“海外”というキラーワードで夢を売り続けています。
この現実を知らずに入学を決める前に、冷静に今の寿司業界と海外情勢を見極めることが大切です。

「海外で寿司職人は稼げる」はもう過去の話

かつて、海外で寿司職人として働けば月給1万ドル(約150万円)も夢ではないと言われた時代がありました。
事実、日本で回転寿司の経験しかない職人でも、渡航すれば100万円以上の高収入を手にしていた例も珍しくなかったのです。

しかし――その“バブル”はすでに崩壊しました。


寿司職人を量産しすぎた結果、価値が下がった

寿司学校や短期講座が乱立し、「寿司職人になって海外で稼ごう」という夢を売るビジネスが横行。
その結果、寿司を握れる人材が飽和状態になり、現地では「日本人でなくてもいい」という風潮が広がってしまったのです。

寿司の技術だけでは差別化できなくなり、“高給取り”というイメージは完全に過去のものとなりました。


就労ビザという最大の壁

さらに大きな問題は、日本人が海外で寿司職人として働くには「就労ビザ」が必要だという現実。
この就労ビザの取得は年々厳しさを増し、申請から承認までに半年近くかかるのが一般的です。
それに加え、スポンサー(雇用主)が見つからないと、そもそもビザ申請すらできません。

つまり、技術や熱意があっても“制度上”働けないという壁に、多くの人が直面しているのです。


寿司学校は、それを知っていながら夢を売る

驚くべきは、こうした現実を寿司学校側が十分に理解していながらも、それを告げずに「海外で稼げる!」と煽り続けていることです。

これはもう、“誇大広告”を通り越して“詐欺的商法”とすら言えるでしょう。

「世界を目指す寿司職人に!」「海外で高収入!」
こんな甘い言葉の裏にある現実は、“労働もできず、借金だけが残る”という地獄のような落とし穴です。


消費者としての対抗手段を

私はこの状況に強い憤りを感じています。
夢を持った人を食い物にするようなビジネスモデルを放置すべきではありません。

まずは、消費者センターへの被害相談から始め、必要であれば集団訴訟や法的措置も視野に入れるべき段階だと考えています。


まとめ:寿司学校の広告に騙されるな!

  • 海外で寿司職人として稼げる時代は終わった
  • 技術だけでなくビザの壁がある
  • 寿司学校はそれを知っていても黙っている
  • 被害者は今後も出続ける可能性がある

もうこれ以上、寿司の“夢”をエサにしたビジネスに騙される人を増やしてはいけません。
本記事が、あなたの判断材料の一助となることを心から願います。

そもそも寿司業界は「修行」という名の時代錯誤がまかり通る世界

まず、寿司学校という存在を理解するために、その土壌である寿司業界の歪んだ構造を知る必要があります。

「シャリ炊き3年、握り8年」

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。まるで伝統と格式の象徴のように語られますが、その実態は、若者を安い給料で縛り付け、都合よくこき使うための呪文に他なりません。

考えてみてください。お米を正確に計量し、水加減を決め、火加減(あるいは炊飯器のスイッチ)を管理し、酢と合わせて混ぜる。この一連の作業を覚えるのに、本当に3年もかかるでしょうか? いいえ、本気で取り組めば3日で基本はマスターできます。

この「修行」という名の非効率な徒弟制度が、若者から敬遠され、業界全体の深刻な人手不足を招いているのです。

これが詐欺的システムの核心だ!寿司学校が儲かるカラクリ

ここで、寿司学校の出番です。なぜ彼らがあれほど強気な授業料(3ヶ月で100万円など)を取れるのか?その目的は、あなたの夢を応援することではありません。

目的は、人手不足の解消と、高額な授業料の二重取りです。

このビジネスモデルは、店主側にとってまさに「打ち出の小槌」です。

  1. 夢見る素人を集める: 「誰でもプロに」と謳い、高額な授業料を払わせて入学させる。
  2. 労働力を選別する: 授業料という「売上」を確保した上で、生徒たちを「ふるい」にかける。その中から、体力があり、文句を言わなそうな従順な人材を見つけ出す。
  3. 人手不足の店へ供給: ピックアップした人材を「卒業生」として、自社系列や懇意にしている人手不足の店へ、安い給料で送り込む。

つまり、あなたは**「お客様」であると同時に、彼らにとっては「労働力の候補商品」**なのです。お金を払って、低賃金労働者になるための面接を受けているようなもの。これが、私が「詐欺的だ」と断じる理由です。あなたは教育にお金を払っているのではありません。彼らの人件費問題を解決するためにお金を払っているのです。

「海外で武器になる」は真っ赤な嘘。甘い言葉に騙されるな!

この詐欺的システムにあなたを引き込むため、学校側は極めて魅力的なエサをぶら下げます。その代表格がこれです。

「この技術があれば、世界中どこでも働ける!」

これは、現実を知らない者を欺くための、最も悪質な虚構です。

わずか数ヶ月、マニュアル通りに魚を切ってシャリに乗せる技術を覚えただけで、海外で通用すると思いますか? ビザの取得、言語の壁、現地の食文化への理解、仕入れルートの確保、経営の知識… 寿司を握る以前に、乗り越えるべき壁が無数にあります。学校は、そんな本当に必要なスキルは、何一つ教えてはくれません。

海外の日本食レストランが喉から手が出るほど欲しいのは「本物の職人」であり、数ヶ月で促成栽培された「自称・寿司職人」ではないのです。

では、本気で寿司職人を目指すならどうすればいいのか?

希望を捨てないでください。寿司学校という選択肢を消し去れば、本物への道は見えてきます。

  • ① 良心的な個人店で働く: これが王道です。「見て盗め」ではなく、理論立てて教えてくれる若い親方や、従業員の育成に熱心な店は存在します。客として通い、店の雰囲気や人間関係を見極めてから門を叩くのが賢明です。
  • ② まずは関連業務から飛び込む: いきなりカウンターを目指すのではなく、寿司も提供する居酒屋や、大手回転寿司チェーンの厨房で働くのも一つの手です。魚の扱いや衛生管理の基本を、給料をもらいながら学べます。
  • ③ 独学と実践を徹底的に繰り返す: 今は良質な情報が溢れています。YouTubeで魚の捌き方を学び、専門書で知識を深める。そして、とにかく自分で魚を買い、握り、家族や友人に食べてもらう。この地道な繰り返しこそが、あなたの血肉となります。

まとめ:あなたの夢を、彼らの金儲けの道具にさせてはいけない

寿司職人への道は、決して楽ではありません。しかし、それは搾取されるという意味ではないはずです。あなたの「寿司を握りたい」という純粋な情熱と、けっして安くはない虎の子のお金を、業界の構造的問題の「穴埋め」のために利用されては絶対になりません。

この記事が、あなたの冷静な判断の一助となり、大切な夢と財産を守る盾となることを、心から願っています。

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この記事を書いた人

ジン - 『Around the 60』運営者

アロハ!アメリカ生活26年のジンです。20代はスキューバダイビングインストラクターとして世界中の海を潜り、ハワイや日本(銀座・六本木)でナイトクラブを経営、ハワイでは芸能人が集まるバーも展開してきました。その後、旅行会社を設立し、大手旅行会社と提携してツアー事業を成功させ、ラスベガスにも進出しました。

現在はYouTubeやオンラインツアー、映像制作に挑戦中。ハワイの豊富な知識と経験を活かし、シニア世代から若い世代まで楽しめるトレンド情報を発信しています。

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