
【アラ還からの挑戦】
― 60歳から寿司職人を目指す理由と、寿司学校体験記 ―
60歳になり、ひと区切りとして仕事をリタイアしました。
でも、体も頭もまだまだ動く。
思っていた“リタイア生活”とは、どうも違う。
「60歳から、何をするか?」
これは、同世代の多くが抱える共通のテーマではないでしょうか。
私自身、もう一度違う人生を歩んでみたいと思いました。
20歳の頃、特に夢や目標もなく、ただ目の前の仕事をこなしてきた日々。
転職を考えたことは何度もありますが、現実はそう甘くない。
そうして気づけば40年。気づけば“定年”の年齢になっていました。
でも私は、ここからもう一度、人生をやり直すことに決めたのです。
“61歳”を“21歳”と見立てて、「人生の2周目」を始める。
とはいえ、この年齢でどこかに就職するわけでもなく、
大きな資金があるわけでもない(ここは21歳の頃と変わらず…苦笑)。
いまの私にある「唯一の武器」は、アメリカの永住権。
日本で生きるよりも、アメリカで「日本人として」何ができるか。
そこでまず思い浮かんだのが――「寿司職人」という道でした。
日本料理の板前として現場経験があり、調理師免許も持っています。
けれど、寿司だけは別格。
自己流では通用しないと感じ、寿司学校に通うことを決意しました。
試しに「寿司教室」とネット検索すると…
- 寿司アカデミー
- 寿司塾
- 料理人大学 などなど…
いくつか電話もかけて、話を聞き、実際に申し込みました。
このブログでは、私が体験した寿司学校のリアルを正直にレビューしていきます。
これから寿司を学びたい方の参考になれば幸いです。
【レビュー】”お寿司を学びたい”ブームの影に潜む現実 「寿司塾」の正体とは
寿司職人を目指す中で、私自身いくつかの寿司学校を体験してきましたが、今回紹介するこの「寿司塾」は、正直言ってその中で最も期待はずれでした。
最近よくSNSやYouTube広告などで見かける「最短20日で寿司職人に」というキャッチフレーズ。
若い関西系の経営者が手がけており、広告の作りは非常に巧妙です。
おそらく「お寿司を学びたい」という高齢者やセカンドキャリア層の心をくすぐる内容で、多くの方がそれを信じて入校を決めていることでしょう。

- Google 広告で1番に出てくる。
- オンラインでの説明あり
- オンラインでの説明と内容が違う
- HPにかかれている内容とが違う
- 復習する時間無し
- カリキュラムがなく授業内容が適当
- 衛生管理が行き届いていなく不衛生
- 卒業後のアフラーフォロー無し
- 経営者が何も理解していない
- 口コミを自社で書いている
実態と広告の乖離
受講料は20日間で55万円。金額としては相場通りですが、内容とのバランスが悪すぎます。
特に感じたのは「実習の貧弱さ」です。
私が通った初週(6日間)に使用した魚の種類と量は以下の通り。
- アジ:5匹
- サバ:1匹
- イソダイ:2匹
- 卵焼き:1回(以後登場せず)

事前のZoom説明では「アジは好きなだけ練習してOK」と聞いていたものの、現場では「アジは高いから…」という説明で練習は制限。
卵に至っては物価高騰を理由に一度きり。材料費を極端に抑えている印象を強く受けました。
教える側の姿勢にも疑問
講師は3名いると事前に聞いていましたが、肝心のメイン講師は不在。代わりに教えてくれた講師は気さくな方でしたが、明らかに経営者の意向に振り回されており、「教える」ことに集中できていない様子が見て取れました。
生徒の空気感は重苦しい
明らかに「期待と違った」と感じている受講生が多く、皆、言葉には出さないものの表情は暗く、授業の空気も重苦しい。多くの人が、内心「騙された」と思っているのではないかと思われる空気感がありました。
アラ還の学び直しに必要なものは「情報の真実味」
60歳を超えてからの出費は慎重になるべきです。私自身、定期的な収入が見込めない中、貯蓄からこの55万円を支払いましたが、この塾に関しては「失敗した」と言わざるを得ません。
これから寿司を学びたいと考えている方へ。
広告だけで判断せず、実際に通った人の声を調べてから決断することをおすすめします。
【レビュー】“江戸前”を学びたいならこの一択


- 人情味のある本物の親方
- 寿司の道50年の確かな技術
- 少人数制
- 多くの生徒数や弟子を輩出してきていて教え方が上手い
- 日本橋で実際にお店を出していたので市場との連携がいい。
- 教室が築地
- コスパがいい
- 短期間で覚えたい人には限界があるが要相談。
料金など詳細は公式ホームページから
https://www.nihonbashi.cc/itamae/additional.html
~築地の親方が教える、粋な寿司教室~
寿司学校というと「先生」から学ぶイメージがありますが、
ここはどちらかと言えば――“親方”から教わる場所。
結論から言うと、築地の市場や本格的な江戸前鮨に触れたい人には、間違いなくおすすめです。
教室が生まれた理由に、人柄がにじむ
この教室の成り立ちを知って、妙に納得したことがあります。
親方はもともと日本橋で寿司屋を営んでいて、ある日、外国人客から「寿司を教えてほしい」と頼まれた。
その時も「はいよ〜」と気さくに受けたそうです。
他にも「知人に教えてやってよ」と言われれば、やっぱり「はいよ〜」。
断ることを知らない性格なんでしょうね。いや、江戸っ子気質ってやつですかね。
そんな流れで、「教室」という形が自然に出来上がっていったそうです。
実は2年前に申し込んでました
私自身、この教室には実は2年前、コロナ禍に申し込んでいました。
ですが事情があってそのまま延期に。今回、ようやく2年越しの受講です。
「すみません、ようやく伺えそうです」と連絡すると…
「おう、いつでも来な〜!」
…もう、この一言にやられました。ザ・江戸っ子。なんとも清々しい。
1日2時間だからこそ、通える人におすすめ
授業は1回2時間。これが集中できるちょうどいい時間だと思います。
ただし、全20回コースでも20日間かかるということは念頭に置いておきたいところ。
通学できない人には少しハードルが高いかもしれません。
とはいえ、内容は本格的。
築地の市場に足を運び、江戸前の寿司の文化や背景まで触れられるのは、他の寿司学校にはない貴重な体験です。
【まとめ】
- 築地・江戸前鮨を本気で学びたい人にはベストな環境
- 通いやすい立地に住んでいる人向け
- 「寿司を教える」というより「寿司を伝える」姿勢が心地よい
- 親方の人柄が最大の魅力
これから寿司を学ぼうと思っている方、
「職人の魂」に触れてみたいなら、ぜひこの教室も候補に入れてみてください。
【注意喚起レビュー】聞けば聞くほど既視感あり?


- 都内にある
- 寿司塾がパクったのか、内容が全く一緒
- コスパが悪い
- オンラインでの説明無し
― 内容が酷似した“別の寿司学校”に要注意 ―
寿司学校を探す中で、もう一校気になるところがありました。
HPには「4月生・5月生 募集中」「1ヶ月で20日間」「受講料55万円」――と、どこかで見たような文言が並んでいます。
そう、前述の“あの寿司塾”とまったく同じ内容。
しかも、1クラス6名の少人数制、場所は池袋。
ここまで共通点が多いと、嫌でも引っかかります。
電話対応に違和感…
この学校は、オンラインでの説明やZoom面談といった現代的な導線が一切なく、すべて電話対応のみ。
実際に電話してみましたが、対応した人の受け答えが曖昧で、語尾ももごもご。
「え…何を言ってるのか、はっきり聞こえない…?」
というレベルで、正直、不安しか残りませんでした。
HPの作りやコース概要がしっかりしているだけに、中身とのギャップが際立ちます。
体験すら不要と判断
内容的には体験してから判断すべき…とも思いましたが、
今回は「体験すら不要」と判断しました。
というのも、
- 前述の寿司塾と酷似している構成
- 電話対応の質が低すぎる
- 説明責任を果たそうとする姿勢が見られない
こうした点から、私には“詐欺的な匂い”を強く感じさせる学校でした。
【これから寿司学校を探す方へ】
インターネット上の情報は、見た目がきれいであっても、実態が伴わない場合があります。
Zoom面談すらない学校には、慎重すぎるくらいでちょうど良いです。
時間とお金を無駄にしないためにも、「雰囲気」ではなく「対応の誠実さ」で判断することをおすすめします。
【レビュー】最も高額だった寿司学校


- 受講内容が細かく明記されている
- 内容が充実
- オンラインでの説明あり
- 受講料が寿司学校の中では一番高額
- 決められた時間数以外は対応ができない
- 事務的な対応で柔軟性がない
- 受講期間が6ヶ月と最長
- 卒業後のフォローがない
― レコールバンタンキャリアカレッジの実態 ―
寿司職人を目指すためにいくつかの学校をリサーチする中で、最も高額だったのが「レコールバンタンキャリアカレッジ」でした。
受講料はなんと120万円
私が調べた中で、ここがダントツの高額。
受講料は6ヶ月で約120万円。金額を見た瞬間、正直、息を飲みました。
ただ、公式サイトには受講内容が明確に記載されており、
オンラインでの説明会も用意されていた点は、他校に比べて安心感がありました。
しかし…「教えっぱなし」感が否めない
実際に内容を調べていくと、いくつかの気になる点が見えてきました。
- 卒業後の就職紹介などはあるものの、アフターフォローは基本なし
- 復習や再受講を希望する場合は、別途料金が必要
- 授業後に残って練習することはできず、時間きっちりで退出
これは、教室自体がパン教室・中華教室などと複数ジャンルの講座でシェアされているため。
そのため、授業が終わったらすぐ退出しなければならず、「復習の余白」が与えられない。
寿司という繊細な技術を学ぶ場としては、少々不向きに感じました。
熱意よりも「システム優先」な印象
講師との距離感も事務的で、教え方も「流れ作業」に近いような印象。
6ヶ月という期間は長くとも、“教えっぱなし”で“熱量を感じない”。
これはあくまで個人的な印象ですが、金額に見合う学びが得られるのか?と疑問が残ります。
【まとめ】寿司学校ブームに流されないために
今回の体験を通じて感じたのは、
寿司職人という職業がブームとして扱われ始めているということ。
もちろん、内容やシステムが自分に合えば良い選択肢になると思います。
しかし、「高額=手厚いサポート」とは限らない。
見た目のブランド感や設備の豪華さに惑わされず、自分が「どこで、どのように学びたいか」を明確にしてから選ぶことを強くおすすめします。
【入校決定】寿司職人としてゼロから学ぶ、最後の挑戦


- 受講内容が明確
- オンラインの説明以外に見学あり
- 適正試験あり
- 経験豊富な講師陣
- 復習の時間あり
- 卒業後のアフタフォローあり
- 海外勤務へのフォローあり
- 3ヶ月60日間でプロの職人を育成
- 実店舗での実習あり
- 受講料が100万円と高額
公式HPページ
https://insyokujin.ac
― 海外志向のカリキュラムと実地体験が魅力の本格派寿司学校 ―
数多くの寿司学校を調べ、体験・比較してきた中で、最終的に私が選んだのはこの学校でした。
受講料は約100万円。先述の「レコールバンタン」に次ぐ高額ではありますが―
「ここには本物がある」、そう感じさせるだけの内容がありました。
受講内容の深さが決め手に
この学校では、魚の捌き方や握りの技術といった基本に加えて、
- 市場への見学
- 実店舗での実習
- 英語での専門用語授業
- 卒業生との国際的なネットワーク
といった、他の寿司学校にはなかった「実践+国際対応」の要素が豊富に揃っています。
実際、生徒の多くは海外勤務を視野に入れており、アメリカやシンガポール、ヨーロッパ各国に卒業生がいるとのこと。
横のつながりも強く、学びの幅が自然と広がる環境だと感じました。
授業見学を“義務化”している唯一の学校
さらに、他校と明確に違った点が一つあります。
それは、入校前に授業の見学をしてから判断するよう案内されること。
これは、自信のない学校には決してできない対応です。
体験主義の私としては、この姿勢に最も信頼を感じました。
私は60歳を過ぎて“人生2周目”の職人見習いに
私は若い時に調理師免許を取得し、日本料理の現場経験もあります。
しかし今回のチャレンジは、あくまで「寿司は素人」という前提で、ゼロからの学び直しです。
これから3ヶ月、この学校に通いながら、リアルな体験レビューをこのブログで連載していきます。
寿司職人として海外で働きたい人、セカンドキャリアで何か本物の技術を身につけたい人、
そして、60歳を過ぎてもまだ挑戦できると思っているあなたへ――
私の体験が、きっと参考になるはずです。
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